リラックスできない自分に気づいたら【緊張をゆるめるセルフケア習慣】
いつも通り過ごしているのに、ふとした瞬間に「あれ、全然リラックスできてないかも」と気づいたことはありませんか?
深呼吸しても、身体の力が抜けない。
楽しいはずの時間も、心ここにあらずで、何かに追われているような感覚が続く。
私はそんな「抜けない緊張感」を、日常的に抱えて生きてきました。
特別に何か不安があるわけではないのに、常にどこかに力みがある。
そんな状態が、当たり前になっていたのです。
夜になっても眠りが浅く、翌朝目覚めても疲れが残る。
そうした状態が続く中で、「整っていない自分」に気づき、ようやくセルフケアに向き合うようになりました。
この記事では、リラックスできない状態に悩んでいた私自身の経験をもとにつづっています。
どのように整え直していったのか、具体的なセルフケアのステップと共にお伝えします。
同じような「抜けない力み」「なんとなく疲れている感じ」に心当たりがある方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
もくじ
リラックスできないことに気づいた瞬間
私自身、リラックスできないと感じたとき、それが”何のせい”なのかを言葉にするのが難しかったです。
・やることはこなしているけど、どこか焦っている
・人と話している時も、自分がちゃんと対応できているか気になる
・オフの時間に何をしても、気が休まらない
このように“力の抜けない状態”は、私にとって長い間「当たり前」になっていました。
でも、身体の声に意識を向けていくうちに、いくつかの共通点が見えてきたのです。
・呼吸が浅く、無意識に止まっている瞬間がある
・肩に力が入りっぱなしで、ふと触れるとガチガチ
・姿勢が前のめりで、内臓を圧迫していた
これはただの性格や気分ではなく、自律神経のバランスの乱れや、慢性的な緊張による「常態」だったと気づきました。
違和感に気づいた時に、立ち止まって体に向き合うことができると状態の変わるきっかけになります。
リラックスできない私にあった違和感とは
「リラックスできていない」と言葉にできるようになるまでには、時間がかかりました。
むしろ、周囲には「余裕があるように見える」と言われることが多く、自分自身も「これが普通」と思っていたからです。
でもある日、子どもと遊んでいる時、ふと「笑っているのに身体がこわばっている」と気づきました。
・呼吸が浅く、肩が上がっている
・どこか頭の中がざわついている
・楽しいのに、心からリラックスできていない
その“ズレ”が、私にとっての違和感の正体でした。
「こういう状態が、もしかしたら日常的にずっと続いていたのではないか」と思ったとき、はじめて“整える”という視点が生まれました。
緊張をゆるめていった3つのステップ
私自身が日々取り組んでいるセルフケアの中でも、特に効果を実感できた3つのステップを紹介します。
どれも特別な道具は必要なく、誰でも日常の中で取り入れられるものです。
ステップ1|まずは“今の自分”を感じてみる
セルフケアの第一歩は「こうした方がいい」ではなく、「今、自分はどんな状態か」に気づくことでした。
私は朝のランニングや夜のストレッチの前に、静かに立ち止まってみるようにしました。
・足の裏の感覚はあるか
・呼吸の入り方はどうか
・肩に力が入っていないか
たった1〜2分でも、身体に意識を向ける時間を持つことで、「あ、自分いまちょっと無理してたな」と気づけるようになったのです。
ステップ2|呼吸を味方につける|息を“抜く”という発想
力が入っているとき、人は自然と息を止めています。
私は「深呼吸しよう」と思うよりも、「まず息を吐く」ことを意識するようになりました。
・吐く息を長く、細く、静かに
・吸うよりも、吐くことを大切に
特に、寝る前の時間にこの呼吸を数分だけでも意識すると不思議と頭が静かになり、力が抜ける感覚がありました。
何気なく生活していると、呼吸が浅くなっていることに気づかないものです。
私はランニングを日課にしていますが、疲れたり姿勢が崩れてくると、呼吸のリズムが乱れ、息も浅くなり、次第に動けなくなっていきます。
これは私の経験なので、感じ方には個人差があるかもしれませんが、体の状態を感じて得た実感です。
ステップ3|“整える時間”を予定に組み込む
私にとって、疲れや緊張は“溜まってからケアする”のでは遅かった。
だからこそ、予防的に「整える時間」を先に予定に入れるようにしました。
・朝の軽いストレッチ
・夕方の軽い瞑想(ガイド音声を使う)
・就寝前の深呼吸
こうした“意識して力を抜く時間”を繰り返すうちに、だんだんと力みやすい自分にも優しくなれるようになりました。
この3つの中でも、特に深呼吸は自律神経を整える感覚が強くありました。
副交感神経(リラックス)が優位になり、結果的に深い睡眠が得られる実感があります。
自分を整えるということ|続けるために
整えることは、決して“正すこと”ではありません。
少しだけ立ち止まって、体や心の状態に耳を傾ける。
そうした時間の中で、少しずつ緊張がほどけていく。
私は「完璧なリラックス」ではなく、「いつもより少し落ち着いた状態」を自分に許すようにしています。
小さな変化を味方にしていく。
その積み重ねが、自分自身を整えるということなのだと思います。
まとめ|“常態”を少し緩めるだけでいい
リラックスできない状態は、何か特別なことではなく、ただ今のあなたの“常態”かもしれません。
「頑張りすぎているからリラックスできないんだ」と思わなくても大丈夫。
まずは、あなた自身の状態に気づくこと。
それが整え直すための、優しくて確かな一歩になるはずです。
私の経験が、どこかであなたの気づきにつながれば幸いです。