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なぜ同じ言葉でも伝わらないのか?今朝の【誤解】から学んだこと

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「伝えたつもり」と「伝わった事実」は、けっこう違うことがよくあります。。今朝の私と友人(ENFP)の会話では、たった一つの主語の欠落が大きな食い違いを生みました。この記事では、INTJ である私自身の認知スタイルを手がかりに、コミュニケーションの“すれ違い”をやさしく分解し、誰もが試せる対話のヒントをまとめます。

1. 自分の“物語”は相手には見えていない

・私(INTJ)は「点と点が線で結ばれることで理解する」タイプです。話の骨格や関連性が見えないと、不安を覚えます。
・しかし、自分の頭の中で思い描いていることは、他者にとっては漠然としていて捉えづらいことが多々あります。明確だと感じて口に出したことも、相手には分かりづらく伝わることがあります。
・特にINTJタイプはMBTIの16タイプの中でも比較的少数派であり、その独自性から周囲に理解されにくい傾向があります。独自の思考プロセスや表現方法が他者には馴染みづらく、結果として誤解が生じやすくなります。

ポイント: “分かりやすさ”は話し手ではなく“受け手”が決めるもの。

2. 今朝起きた誤解の流れ

ステップ 私 (INTJ) 友人 (ENFP)
①発話 「何が言いたいの?」と要点確認 主語を省きながら話を拡散
②認知 話の筋道が見えず焦りを感じる 話の途中で止められ驚く
③感情 イラ立ち→質問を畳みかける 否定されたように感じショックを受ける
④結果 押し付けてしまったと反省 話す意欲が下がる

3. どうしてズレた?──3つの要因

①学習スタイルの違い

・INTJ: 論理構造から詳細へ向かう傾向。
・ENFP: アイデアを広げながら話しつつ、後からまとめる傾向。

①主語・目的語の欠落

・文脈を共有しないまま話が進むと、聞き手は“穴埋め”に疲れてしまいます。

①確認不足

・合意や理解の確認がないまま、話が先に進んでしまったことで認識のズレが起きた。

4. 誤解を減らす3つのシンプル技術

①主語とゴールを先に伝える

・例:「今日は◯◯の話をしたい」「ゴールは△△を決めること」

①要約リレーを使う

・お互いが話を終えたあと、あるいは途中で「つまりこういうこと?」とまとめて確認し合う。

①“どう理解した?”と尋ねる

・反論ではなく、理解の確認として聞くことで安心感が生まれます。

5. AI相手でも同じ

・チャットGPTとの対話でも、前提や意図を明示しないと回答にズレが出ます。
・定期的に「ここまで合っていますか?」と尋ねることで、対話の精度が上がります。

行動提案(チェックリスト)

1)会話の冒頭で「今日のテーマ」「この話の目的」を1文で伝える。
2)相手の話に対して「つまりこういうこと?」と要約で確認する。
3)話の途中で「ここまで大丈夫?」と確認して、合意を取りながら進める。
4)自分の話し方・理解のクセを相手に軽く伝えておく。
5)理解できないとき、決めつけず「何を意図しているの?」と質問する。

読者への5つの問い

1)あなたは話すとき、主語を省いていませんか?
2)「要点は何?」と聞かれたとき、どう感じますか?
3)会話の途中で「ここまで合ってる?」と確認していますか?
4)あなたの理解スタイルはどんな特徴がありますか?
5)“要約リレー”を今日使える場面はありませんか?

まとめ|「違いを越えてつながるために」

誤解は、相手の性格や理解の仕方の違いが“見えない場所”で静かに生じます。表面的にはうまくいっているように見えても、内面の認知のズレは確実に積み重なっていきます。だからこそ、「相手と自分は違う」という前提を持ち、思いやりを込めて言葉を選ぶことが重要です。

その第一歩として、「主語とゴールを1文で先に伝える」ことは、とても効果的な実践です。この一文があるだけで、相手の頭の中に“地図”が描かれやすくなり、会話の道筋が明確になります。

そしてその積み重ねが、すれ違いを減らし、安心して対話できる空間をつくっていきます。