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ISTPとINFPの価値観の違いと劣等機能から見るすれ違いの理由

ALL MBTI 自己理解

ISTPとINFP、この2つのタイプが関わると「お互いに分かり合えない」「気づけば距離ができている」と感じることが少なくありません。
特に、ISTPがストレスを抱えたときに現れる“劣等機能”が前面に出ると、INFPにとっては驚きや戸惑いを覚える場面が増えます。

「ISTPが急に感情的になる理由がわからない」
「INFPが冷たく見えるISTPを責めてしまう」
「関係を深めたいのに、距離が縮まらない」

この記事でわかること

    ISTPがストレス下で見せる「劣等機能」の正体
    INFPが誤解しやすいISTPの言動や態度の背景
    タイプの違いを理解し、関係を改善するための具体的なヒント

違いを理解できれば、必要以上に相手を責めたり、距離を置いたりせずに済むようになります。
「関係を改善したい」「相手の心理を理解したい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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もくじ

ISTPの特徴と劣等機能とは?

ISTPの特徴と劣等機能とは?
ISTPはMBTIの中でも「職人気質」と言われることが多いタイプです。
冷静で現実的、そして状況判断力に優れており、問題が起きたときにも落ち着いて対処できる人が多いようです。

しかし、そのバランスが崩れると普段は見せない一面が現れることがあります。
これが 劣等機能が前面に出る状態です。

ISTPの主な認知機能スタック

MBTIでは、すべてのタイプに4つの認知機能があります。
ISTPの場合は以下の順番です。
1)主機能:内向的思考(Ti)
→ 論理的に物事を整理し、自分なりの正解を見出す

2)補助機能:外向的感覚(Se)
→ 今ここで起きていることに敏感に反応し、体験的に理解する

3)第三機能:内向的直観(Ni)
→ 将来の可能性やパターンを深く考える

4)劣等機能:外向的感情(Fe)
→ 人との調和や感情面での関わりを重視する

劣等機能Feが表に出るとどうなる?

普段のISTPは感情を表に出さず、合理的に動く傾向が強いです。

ですがストレス下では、抑えていた 外向的感情(Fe) が一気に表に出てきます
・感情的に爆発してしまう
相手に対して過剰に気を遣ったり、逆に冷たく突き放したりする
人間関係のバランスを崩しやすくなる

これはISTP自身にとっても「いつもの自分ではない」と感じるため、自己嫌悪につながることもあります。

INFPが誤解しやすいポイント

INFPは人の感情や関係性を大切にするタイプなので、劣等機能が出て感情的になるISTPを見て、
「冷たい」「なんで急に怒るの?」と感じやすい傾向があります。

この誤解が続くと、お互いの距離が広がってしまう原因にもなります。

INFPとISTPの関係で起こりやすいすれ違い

INFPとISTPは、物事の捉え方や優先する価値観が大きく異なるため、関係が深くなるほど「分かり合えない」と感じやすい組み合わせです。ここでは、すれ違いが生じやすいポイントを整理してみます。

価値観の違いによるギャップ

INFPは主機能の内向的感情(Fi)によって、自分の価値観や理想を大切にします。

一方でISTPは、現実的で合理的な判断を重視するため、感情面での価値観にはあまり共感を示さないことが多いです。

この違いが以下のようなすれ違いを生みます。
・INFP:「私の気持ちを分かってくれない…」
・ISTP:「どうしてそんなに感情的になるの?」

コミュニケーションの温度差

INFPは言葉にするよりも「察してほしい」という気持ちが強い傾向があります。
一方でISTPは、相手の心情を深読みするのが苦手で、必要以上に感情に踏み込まないスタンスを取ります。

その結果、
・INFP:「私の想いが伝わっていない…」
・ISTP:「何を考えているのか分からない…」

というお互いの不満が募りやすくなります。

劣等機能が刺激されると悪循環に

INFPの劣等機能は外向的思考(Te)、ISTPの劣等機能は外向的感情(Fe)です。

関係の中でお互いがストレスを感じると、劣等機能が表に出て悪循環に陥りやすくなります。
・INFP:「すべき」「こうあるべき」と押し付けが強くなる
・ISTP:感情が爆発し、冷たく距離を置く

こうなると、さらに溝が深まってしまいます。

すれ違いを減らすためにできること

すれ違いを減らすためにできること
INFPとISTPの関係は、お互いの特性を理解し合うことで大きく変わります。
ここでは、すれ違いを減らすためのポイントを紹介します。

違いを「否定」ではなく「理解」に変える

INFPのポイント

ISTPは感情表現が少ないタイプですが、それは「冷たいから」ではなく、感情を外に出すのが苦手なだけです。
感情の温度差を責めるのではなく、相手のスタイルだと受け止めることが大切です。

ISTPのポイント

INFPは価値観や理想を大切にするタイプです。
合理性だけで判断されると「気持ちを無視された」と感じやすいので、まずは「そう感じているんだね」と受け止める言葉が効果的です。

コミュニケーションはシンプルかつ丁寧に

・INFPは「察してほしい」という思いを少し手放し、必要なことは短くシンプルに伝えるようにしましょう
・ISTPは言葉足らずになりがちなので、「相手にどう伝わるか」を意識して一言添えるだけで印象が変わります

劣等機能を刺激しすぎない

INFPのTeが出やすい場面

相手が思うように動かないとき、「こうすべき」と強く主張しやすくなります。
深呼吸をして一度距離を置くのが効果的です。

ISTPのFeが出やすい場面

感情が抑えられず爆発しそうなときは、落ち着ける時間や場所を確保することが大切です。

お互いに「相手の劣等機能が出ているのかも」と意識できると、関係の修復が早くなります。

INFPとISTPが関係を深めるためのヒント

INFPとISTPはお互いに違いが多いタイプだからこそ、意識的な工夫が必要です。
ここでは、関係をより良くするための具体的なヒントを紹介します。

相手の価値観を知る時間を持つ

INFPはISTPの行動の背景を理解する

ISTPは行動が早く合理的ですが、その裏には「自分のやり方を大切にしたい」という思いがあります。
行動の意図を質問し、理解することで誤解が減ります

ISTPはINFPの理想や価値観を共有してもらう

INFPは自分の中の価値観がはっきりしているため、それを知ることで「なぜそう考えるのか」がわかりやすくなります。

ペースの違いを尊重する

INFPはじっくり考えるタイプ、ISTPは即断即決が得意なタイプです。
「決めるまでに時間がかかる=ダメ」ではなく、相手のペースを尊重しましょう。
ただ尊重しあえる関係には、自分自身の状態が健全であることが必要です。

健全でない状態の場合は、尊重できる余裕が互いになくなります。
状態が不健全な場合は、距離を取ることが1つの方法だと私の経験からお伝えできます。

ポジティブなフィードバックを意識する

INFPへの一言

「その考え方いいね」
「ありがとう」

といった感謝や共感の言葉が大きな安心感につながります。

ISTPへの一言

「助かったよ」
「やっぱり行動力あるね」

といった評価が、モチベーションにつながります。

小さなすれ違いをため込まない

関係が悪化するのは「言わない」ことの積み重ねが多いです。
違和感や疑問があれば、感情的にならないうちに短く伝えるのがベストです。

まとめ|INFPとISTPの違いを知ることが関係改善の第一歩

INFPとISTPは、価値観・判断軸・コミュニケーションスタイルなど多くの面で異なるタイプです。
しかし、違いを知りお互いの特性を尊重することで、よりよい関係を築くことができます。

違いを知ることが安心につながる

相手が「なぜそう考えるのか」「どう行動したいのか」を理解すると、無用な誤解が減ります。
・自分の価値観を押し付けるのではなく、「違いがあること」を前提に話し合える関係を意識しましょう。

関係を深めるためのポイント

1)相手の価値観やペースを尊重する
2)ポジティブなフィードバックを意識する
3)小さなすれ違いをため込まず、短い言葉で伝える

MBTIは関係改善のヒントになる

MBTIは人を型にはめるものではありません

「お互いに違う認知の仕組みがある」という理解を深めるツールです。
INFPは「ISTPの合理性」を学びに変える
ISTPは「INFPの感情や理想の大切さ」を理解する

こうした意識を持つことで、関係はより良い方向に進みます。

ストレスが長期化し、自分では立て直せないと感じるときは、専門家のサポートを受けることも大切です。
・心理カウンセラーやメンタルクリニックに相談する
・職場や学校の相談窓口を利用する
・信頼できる第三者に話を聞いてもらう

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関連記事:MBTIのINFPタイプがストレスを感じたときに起こること|劣等機能と回復のヒント